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「確かに」が口癖…相手から見た時の印象や改善策などをご紹介!

話している時に、「確かに」と相槌を打つことが口癖になっている人は少なくありません。

口癖になっているという自覚がある人もいれば、気が付いていない人もいるでしょう。

自覚がある場合、「この口癖は周りからどう思われているのか」「「確かに」と言わないようにするための改善方法はあるのか」などの疑問を抱えているといったケースも考えられます。

そこで今回は、「確かに」が口癖になっている人の心理や周りからの見られ方、口癖の改善方法について解説していきます。

 

■「確かに」が口癖になっている人の心理

口癖にはいろいろなものがありますが、何らかの理由があってその言葉を発しているものです。

そこでまずは、「確かに」が口癖になっている人の心理からみていきましょう。

 

・肯定したいと思っている

「確かに」は、相手の発言を肯定したいと思っているから出てくる言葉です。

「あなたに言う通りです」というニュアンスがあるので、全てに同意できていなくても言う場合があります。

話を真剣に聞いている人が使う傾向もあることから、相手のことを真摯に受け止めようとしている証だと考えることもできます。

「確かに」の後に「その通りです」など肯定的な言葉が続く場合は、共感していることを相手に伝えたいといった思いが込められている傾向もあるのです。

しかし、相槌を打つだけでは適当に返事をしているように思われかねないので、注意が必要です。

 

無難に答えてその場を乗り切りたいと思っている

話を振られた時に自信がないと、無難な答えでその場を乗り切りたいと思うものです。

そのような経験は、きっと誰にでもあるでしょう。

そのような時、自分の意見をごまかすために「確かに」を使うケースもあります。

ごまかすために「確かに」と言うタイプは、その場をやり過ごせば何とかなるだろうと思っているので、誰かの意見に便乗することが多くなります。

また、話の内容に関して気乗りしない場合は、早く切り上げたいと考えるケースも少なくありません。

「確かに」で会話を終わらせたいという心理が働いているパターンになります。

 

・周りに合わせたいと思っている

協調性がない人間だと思われたくないという一心で「確かに」と相槌を打つ人もいます。

このタイプは、同意することで仲間だと認識してもらえるのではないかと考えている傾向があります。

会社や仲間内で孤立することを恐れているので、本心とは全く違ったとしても、周りに合わせてしまうのが特徴です。

 

相手を油断させたいと思っている

「確かに」という相槌は、相手の意見を受け入れているように感じます。

しかし、反論するためのチャンスを虎視眈々と狙っているパターンもないとは言い切れません。

チャンスを狙っているタイプだと、相手に同意することで周りを油断させようとします。

自分に自信を持っている人に多くみられる傾向です。

意表をついて自分の意見を述べることで、インパクトを残したいと考えているのでしょう。

 

・適当に話を流したいと思っている

「確かに」はある意味都合のいい言葉なので、適当に話を流したいと思っている場合に使われることもあります。

人の話を聞いているふりをして「確かに」と答えた経験を持つ人もきっといるでしょう。

相手には適当に聞き流していることがバレないと思っているかもしれませんが、意外と気付かれてしまうものです。

相手が不快に感じてしまう可能性が高いパターンだと言えます。

 

■「確かに」という口癖は周りからどう見られる?

「確かに」という口癖は周りからどのようにみられるのか気になっている人もいると考えられます。

そこで続いては、周りからの印象について解説していきます。

 

・話をきちんと聞いている

「確かに」が口癖だったとしても、その後に自分の意見を述べることができれば、「この人は話をきちんと聞いているな」という印象になります。

周りの意見をしっかりと聴いた上で、自分の意見を伝えていると感じてもらえるためです。

この時にポイントになるのが、相手の意見を否定しないことです。

相手を受け入れる姿勢を意識すれば、話しやすいといった印象を持ってもらえます。

 

・上から目線で話しにくさを感じる

「確かに」をどのような場面でも連発してしまうと、周りから良い印象を持たれにくくなります。

状況によっては、上から目線だと誤解されてしまうことも考えられます。

上から目線だと思われないようにするには、ただ相槌を打つだけではなく、「確かにそうだよね」「確かに!○○さんの意見はあっていると思う!」などと伝えるようにしましょう。

少し言葉を足すだけで、印象が大きく変化します。

 

適当にあしらわれているような気がする

「確かに」と何度も言われると、適当にあしらわれているような印象を持たれる場合もあります。

前述したように適当に話を流したいと思っている人が「確かに」と言うケースもあるので、あながち間違いではありません。

しかし、そのような意図がなかった場合、相手に誤解されることになってしまいます。

誤解されるとあなたにとって不利な状況になってしまうので、そうならないようにするためには「確かに」を連呼しないように意識することが重要になるでしょう。

 

・優しい感じがする

「確かに」が口癖の人に対して、優しい感じがするといった印象を持つ人もいます。

なぜかというと、肯定的な表現なので相手の気持ちをしっかり考えているように思われるからです。

話の流れなどによるでしょうが、ポジティブなイメージを持たれる可能性もある口癖なのです。

そのため、絶対に使ってはならない言葉とは言い切れません。

 

■その他に気を付けるべき口癖はある?

「確かに」以外にも、気を付けるべき口癖があります。

続いては、その他にどのような口癖に気を付けるべきなのか、いくつかピックアップしてご紹介します。

 

・「要するに」

「要するに」は、自分の意見に自信を持っていて、その意見を誇示したいという心理から出るケースが多い言葉です。

この言葉を多用する人は、自己主張が激しかったり、その場を仕切りたがったりする傾向があります。

自我が強くて自分の意見に固執しますが、他社の評価も気にするタイプです。

リーダーとしてメンバーをまとめている人に多くみられます。

周りに対してアドバイスをしたり、理屈を好んだりするのも「要するに」と言う場面が多い人に見られる傾向です。

勝手に話をまとめてしまうこともあり、上から目線な態度だと感じ、不快感を相手が覚える可能性があります。

 

・「普通は○○だ」

「普通は○○だ」と決めつける言葉が口癖になっている場合、自分の考えが評価基準になっています。

自分の考えは間違えていないと証明したいといった心理から出てくる言葉でもあります。

そのため、周りの声に耳を貸さないケースも珍しくありません。

心理学用語では、無意識の価値観(アンコンシャスバイアス)と言います。

他社の意見を受け入れないので、自己中心性が非常に高い言葉です。

「自分はコレが常識だと思っているけど、あなたはどう?」など相手の意見や考えを聞くチャンスを作れば、そこまで自己中だと思われることはないでしょう。

 

・「どうせ」や「だけど」など「D」の言葉

「D」の言葉は、「どうせ」や「だけど」、「だったら」、「でも」、「だって」などを指します。

この言葉を使い過ぎると、ネガティブイメージを相手からもたれやすくなります。

「だから」「だったら」は、自分の意見を押し通すための高圧的な言葉、「でも」「だけど」は相手の意見を否定するなどマイナスな言葉、「だったら」は駆け引きや条件付けをイメージされる言葉です。

また「どうせ」は、始める前から結果を否定する言葉です。

相手にネガティブな印象を与えるだけではなく、あなた自身の自己肯定感を下げることにもつながります。

相手に対する思いやりに欠けた言葉でもあるので、できれば使わないようにしましょう。

 

・「すみません」

「すみません」は、謝罪をする際に使う言葉です。

しかし、これが口癖になっていて、謝るような場面でなくても「すみません」と言ってしまう人は少なくありません。

自分の意見に自信を持てなかったり、否定されてしまうかもしれないといったマイナス思考だったりすると、つい謝ってしまいます。

謝罪癖がついてしまうと、自己肯定感や自己効力感が下がってしまいます。

 

・「まぁ」

「まぁ」は、自分の意見に自信がない、曖昧にしておきたいなどの心理が働いている場合にでてきやすい言葉です。

「まぁまぁだね」「まぁ、そんな感じでいいんじゃない?」などの言葉の裏では、相手の意見に対して納得していなかったり、争いを避けたいと思ったりしている可能性が高いです。

消極的な肯定をすることで、その場を収めたいという気持ちが働いていると考えられます。

 

■周りからの印象が気になる口癖…改善方法はある?

口癖によって、周りからの印象が大きく変わることは往々にしてあります。

最後に、周りからの印象が気になる口癖を改善する方法についてみていきましょう。

 

・口癖になっている言葉を自覚する

口癖は、意識していないから出てくるものです。

そのため、改善したいのであれば自覚する必要があります。

自分だけで改善するのが難しいと感じるのであれば、友人や家族に協力してもらうのがおすすめです。

例えば、ゲーム感覚で「確かに」を使わずに会話する時間を作るなどの方法があります。

意識をしてないだけで、「確かに」という言葉を意外とたくさん使っていることに気が付くきっかけになるでしょう。

 

・相槌にバリエーションを増やせるように工夫する

相槌にバリエーションを増やせるように工夫することも、口癖を改善するためのポイントです。

肯定したり、共感したりする時に使える口癖のバリエーションを増やすように意識してみてください。

特に、目上の人に対して「確かに」を連呼するのは、マイナスな印象を与える可能性が高いです。

円滑なコミュニケーションをとるためには、語彙力を増やせるように工夫してみましょう。

相手のことを思いやり、自分自身もポジティブな気持ちになれる言葉を意識すると、お互いに気持ち良くコミュニケーションが取れるのでおすすめです。

ポジティブな気持ちになれる言葉には、以下のようなものが挙げられます。

 

◎「ありがとう」「助かりました!」など感謝の気持ちを伝える言葉

感謝の気持ちを伝えられて嫌な気分になる人はいません。

間違いを指摘された場合も、「ありがとうございます」という言葉を忘れないようにすると、「この人は成長する可能性が高い」とみなされ、見捨てられにくくなります。

 

◎「さすがです!」「すごいね!」「そうなんですね」「知りませんでした」などの「S」言葉

「S」言葉は、相手の行動や言動に感銘を受けた素直な気持ちを伝える言葉です。

「素晴らしいと思っている」「あなたを肯定したい」といった気持ちは、言葉にしなければ伝わりません。

そのため、感銘を受けたなら、素直にその気持ちを言葉に出すようにしましょう。

 

◎「幸せ」「大丈夫」「なんとかなる」など前向きな言葉

思考は気分に影響を与えると言われています。

そのため、ネガティブに物事を考えていると気分も落ち込みやすくなります。

「今日は疲れたな」と思ったら、「1日よく頑張った」などと思考を変換してみましょう。

上手くいかないことがあった時は、大丈夫」「なんとかなる」などと考えるようにすると、気分も前向きになっていきます。

 

相槌のバリエーションを増やすと言っても、どのような相槌を打てばいいのかわからないといったケースもあるでしょう。

そのような時は、ここで紹介した相槌を意識してみてください。

 

・自分の意見を言うようにする

「確かに」という口癖がネガティブな印象になるのは、適当に相槌を打っているように思われてしまうからです。

ネガティブな印象を持たれないようにするには、「確かに」の後に自分の意見を述べるようにしてみてください。

意見は、相手に対して賛成する内容でも、反対する内容でも問題ありません。

あなたが感じている素直な気持ちを述べれば、「確かに」という相槌であっても、相手は適当にあしらわれていると感じなくなる可能性が高いです。

 

・どのような時に「確かに」と言ってしまうのか分析する

どのような時に「確かに」と言ってしまうのか分析することも、口癖を改善するために実践したいことも1つです。

癖を客観的に見つめることで、パターンが可視化されていきます。

口癖が出た前後の会話もチェックし、その時にどう感じたのかを書き出してみると、「なぜ口癖が出てしまうのか」という疑問の答えが見えてきます。

そうすることで、どうすれば改善できるのか、というヒントも見つけやすくなるでしょう。

 

 

口癖は、自分で意識して帰ることが難しいケースが多いです。

無意識のうちにその言葉を発してしまうためです。

しかし、「確かに」など相手に不快感を与える言葉もあるため、改善したいと考える気持ちもよくわかります。

長年の癖を直すのは難しいですが、改善したいのであれば、今回紹介した方法を試してみてください。

口癖を改善できれば、周りからの印象が良くなり、仕事でもプライベートでも上手くいきやすくなります。