誰にでも字の書き方にはクセが存在します。
よく「字は人を表す」と言われており、字の大きさやクセには、その人の性格や心理が現れているとされています。
字を小さく書いてしまう人は、どのような性格や心理が反映されているのでしょうか?
今回は、字が小さい人に多い特徴や恋愛傾向、メリット・デメリット、相性の良い人などについてご紹介します。
■字を小さく書く人に多い特徴
字を小さく書いてしまう人にはいくつか共通する特徴が存在します。
無意識に字を小さく書いてしまう人は、自分に共通する部分がないかチェックしてみてください。
・大人しい性格をしている
字が小さい人は、大人しい性格をしていることが多いです。
人見知りしやすく、自己主張が苦手な傾向にあります。
大人しい性格の人は謙虚なところもあり、その控えめな部分が文字のサイズにも表れやすいのです。
・冷静に物事を考えて決断する
物事を決断する際、よく考えて決める傾向にあるのも文字が小さい人に多い特徴です。
失敗のリスクを減らすことを重視しているので、冷静になって慎重に考えるクセがあります。
一見すると落ち着いて見えますが、頭の中は様々な思考が張り巡らされています。
・几帳面で少し神経質
字が小さい人は几帳面な性格でもあります。
細かいところまで気になってしまう少し神経質な人も多いです。
几帳面な人はきっちりしないと気が済まない人も多く、見た目の統一感を出すために文字を小さく書く傾向があるのです。
・周囲に敏感
周囲の反応や視線に敏感な人も多いです。
他人からどう見られているのかということが気になり、強い不安を持っているので、常に自信がありません。
その自信のなさが小さい字に表れているのです。
・集中力が高い
字が小さい人は集中力が高い傾向にあります。
物事に対して集中して取り組むことができるので、仕事や勉強などのタスクに対して高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
また、集中力が高い人は字を綺麗に書ける傾向にあり、ノートなどが読みやすい人が多いです。
・情報を整理することが得意
字が小さい人は情報整理が得意な人も多いです。
控えめで自己主張が苦手な性格ですが、文章で自分の気持ちを文字にするのは上手な傾向にあります。
また、読みにくい文章を読みやすく整えたり、誤字脱字などをスムーズに直したりすることが得意なので、添削が得意という人も多いでしょう。
■字が小さい人の恋愛傾向
字の大きさによって性格だけではなく、恋愛傾向を把握することが可能です。
続いては、字が小さい人の恋愛傾向を見ていきましょう。
・恋愛には後ろ向き
字が小さい人は、恋愛に対して消極的です。
自分に自信が持てず、恋愛に対しても奥手な傾向にあります。
また、人に心を開くことが少なく、本音を打ち明けることが苦手なために、恋愛する勇気や自信がなかなか持てないのです。
気が合う人と出会えても、自分の本当の気持ちをさらけ出すことができないため、チャンスを逃してしまうことが多くあります。
恋愛面でチャンスを掴むためには、ポジティブな思考を持って人と接することが求められます。
・過去の恋愛を引きずりやすい
字が小さい人は、過去の恋愛にとらわれてしまう人も多いです。
恋愛における失敗や元恋人と何かしがらみがあるとトラウマとなってしまい、なかなか新しい恋愛に踏み出すことができません。
もともと控えめで自信がないことも、新しい恋愛に進めない要因となっています。
トラウマは恋愛に限らず、人生のあらゆる行動に制限をかける要因となってしまいます。
簡単になくせるものではありませんが、気持ちを切り替えて乗り越えていくことも大切です。
過去の失敗は経験と考え、思い切って新しい恋にチャレンジしてみましょう。
しかし、無理に恋愛をしようとすると苦しく、良い結果につながらず心の傷が増えるだけとなってしまう可能性があります。
今は恋愛から離れて心の傷を癒したいのか、過去を吹っ切って前に進みたいのか、自分の気持ちに正直になって決断しましょう。
■字が小さい人の筆跡からわかる特徴
同じ字が小さい人でも、筆跡は人によって異なります。
続いては、字が小さい人の筆跡からわかる特徴を見ていきましょう。
・字が小さくて汚い場合
字が小さい上に汚い人は、人に誤解を与えてしまうタイプが多いです。
小さい字は大きな字と比べると見づらく、さらに字が汚いとますます読みづらくなってしまいます。
そのため、読み手は内容を理解するまで時間がかかったり、誤読したりする可能性が高いです。
特に計算に関わる書類は、読み間違えによる計算ミスが起きてしまう可能性があります。
また、字が汚いと相手に与える印象が悪くなってしまうこともあるでしょう。
字が小さく汚いというだけで誤解を与えてしまう可能性があるので、字はできるだけ綺麗に書くことを心掛けてみてください。
・字が小さくて綺麗な場合
字が小さくても丁寧に書く人は、周囲から上品で落ち着きのあるという印象を持たれている人が多いです。
「字は体を表す」というように、綺麗な文字を描く人は性格や人柄が良いという印象を持たれやすく、人から信頼される傾向にあります。
字を綺麗に書くためには、ハネや丸みなども意識する必要があり、それが正しくできていると教養があるというイメージにもつながります。
ただし、イメージアップのために意図して小さく綺麗に字を書いている場合もあるため、文字の綺麗さだけで真意を判断することは困難です。
■字を小さく書いてしまう心理とは
字を小さく書いてしまうクセがある人は、無意識に深層心理が働いていると考えられます。
続いては、字が小さい人の心理を読み解いていきましょう。
・真面目で几帳面なところが字に表れている
真面目で几帳面なところが字の大きさに表れている可能性が高いです。
与えられた仕事や役割に対して強い責任感を持ち、最後まで遂行すること最優先に考える傾向にあります。
正確さに重点を置いているので、失敗のリスクを避けるために慎重に物事を考え、行動することが多いです。
真面目で几帳面な人は、ノートや書類を綺麗に作成したいと考える傾向にあります。
小さい字は大きな字と比べて繊細でまとまりのある印象があるため、几帳面な人は無意識に見栄えの良さを重視して文字を小さく書いてしまうことが多いです。
・恥ずかしさや臆病な一面が字に表れている
恥ずかしさや臆病な一面が小さな字に表れているケースもあります。
恥ずかしがり屋な人は人に注目されることが苦手で、字を書く際にも注目されたくない意識が働き、字が小さくなってしまうのです。
失敗への不安や自分の才能のなさなど、ネガティブな思考が臆病にさせてしまっている可能性があるでしょう。
・謙虚な姿勢が字に表れている
聞き役に徹し、周囲に合わせられる人は謙虚な姿勢を持つ人物です。
自分勝手な人や自己中心的な人と違って場の雰囲気を和ませることができます。
謙虚な人は控えめな性格であることから、その内面が小さい字として表れやすいのです。
■字が小さい人のメリット・デメリット
字を小さく書く人には、メリットとデメリットの両方があります。
そのメリット・デメリットは以下のとおりです。
・メリット
字が小さい人は、読みやすい字や文章を書けることがメリットです。
几帳面な人に多いクセなので、一文字一文字を綺麗に書いたり、整えて文章を書いたりする傾向があります。
誤字脱字も少なく、レイアウトも美しいので、ノートや書類を読んだ人から上品な印象を受けやすいでしょう。
また、落ち着きのある性格で、物事を冷静に考えられる人も多く、周囲から信頼されやすいタイプです。
・デメリット
字が小さいと、周囲から消極的に見られてしまう場合があります。
文字やレイアウトは綺麗なものの、字が小さいと弱々しい印象を与えてしまう可能性もあります。
特に字が小さすぎると逆に読みづらく、不満を持つ場合もあります。
仕事で関わる相手に字の大きさから自信のなさが伝わってしまえば、重大な仕事を任せることに不安を感じる人もいるでしょう。
相手に不安を与えたことで、ビックチャンスを逃してしまう可能性があります。
■字が小さい人と相性が良い人・悪い人とは
字のクセからある程度の性格がわかり、さらに相性まで把握することが可能です。
字が小さい人はどんな人と相性が良く、反対に相性が悪い人はどんな人なのでしょうか?
ここで、字が小さい人と相性が良い人・悪い人の特徴をご紹介します。
・字が大きく力強い人とは相性が良い
字が小さい人と相性が良いのは、字が大きく力強く書く人です。
字が大きく力強く書く人は、細かいことにこだわらず、おおらかな性格をしています。
悪く言えば大雑把な性格です。
また、自己主張が強く、自分の意思は曲げない傾向にあります。
恋愛傾向は、男性なら俺様タイプ、女性なら積極的にアピールする肉食系が多いです。
几帳面で大人しく、ネガティブな傾向にある字が小さい人とは真逆な性格をしています。
正反対すぎて相性が悪いイメージがありますが、主従関係がはっきりするので、逆に相性が良いと言われているのです。
字が小さい人は自分に自信がない人が多く、人に引っ張られることを望む傾向にあります。
一方、字が大きい人は常にリードする側なので、利害が一致し、無理のない主従関係を築くことができるのです。
・字が小さい人とは相性が悪い
自分と同じ字が小さい人とは相性が悪いです。
字が小さい人は行動に対して慎重になりやすく、人に心を開かないので、なかなか関係性が進展しません。
特に恋愛においては男女共に消極的なので、一向に進展しない状況ができてしまいます。
気になる相手が自分と同じタイプであれば、どちらかがリードすることを意識して接しないと恋愛関係に発展するのは厳しいと言えるでしょう。
■筆跡のクセからわかる性格と相性
字を書く時、ハネやハライをしっかり書く人もいれば、丸みのある字で書く人もいます。
筆跡のクセによっても性格や相性は変わってきます。
それでは、筆跡のクセごとに性格や相性を見ていきましょう。
・字が右上がりでハネやハライをしっかり書く人
字を右上がりにハネやハライをしっかり書く人は、向上心が強く、エネルギーに満ち溢れている傾向があります。
熱しやすい性格なので、特定のことに夢中になると周囲が見えなくなってしまう点に注意が必要です。
また、恋愛傾向は惚れると一途なタイプですが、思い込みが激しく、空回りしてしまうことがあります。
字を小さく書く人でこのタイプの筆跡に当てはまる人は、比較的ポジティブな性格にあると考えられるでしょう。
詳しくは後述しますが、相性が良いのは丸みのある字を書く人です。
反対に相性が悪い人は字を大きく力強く書く人になります。
字を大きく書く人は相手をリードしたい性格をしていますが、右上がりに字を書く人妄想に突っ走って空回りするタイプゆえに、行動が読みにくいことが多いです。
そのため、字を大きく書く人が上手くリードできないことから相性は良いと言えないのです。
・丸みのある字を書く人
丸みのある字を書く人は、臆病な性格の人が多いです。
自己防衛の意識の高さが丸文字という形に表れています。 失敗に対して強い恐怖があるため、リスク管理がしっかりできる点は利点です。
しかし、悪く言えばネガティブな思考が強く、失敗を気にして相手を疑ってしまう傾向があります。
恋愛においては嫉妬深く、男性であれば女々しい性格をしています。
小さい上に丸みのある字を書く人は、かなりネガティブな性格で、恋愛面では消極的な一方、嫉妬深く重い一面があると言えるでしょう。
丸文字の人と相性が良いのは、上記で述べたとおり右上がりに字を書く人です。 右上がりの人は惚れると一直線なタイプであるため、ネガティブ思考で嫉妬深い丸文字の人は安心を得られます。
反対に相性が悪いのは、字を小さく書く人です。
小さい字を書く人同士が相性が悪いのと同じ理由で、どちらも消極的な性格であるために関係が進展しなかったり、不安や誤解を生みやすかったりします。
お互いに奥手ゆえに慎重な行動をとってしまうため、「自分のことを愛していない」という被害妄想に陥りやすいです。
今回は字が小さい人の特徴や心理、相性などをご紹介しました。
無意識に字を小さく書いてしまう人は、そこに臆病な性格や几帳面な性格が反映されている可能性があります。
字のクセから自分の性格や心理を知り、悪い部分は改善していくと良いでしょう。
また、字から隠れた性格・心理が見えてくることがあるので、字のクセから相手がどんな人なのか分析して、接し方を工夫してみるのも良いかもしれません。