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協調性がない人ってどんな人?上手く付き合うためのコツや高めた方がよい理由をご紹介

社会に出るとよく聞く「協調性」ですが、なぜ重視されているのでしょうか。
協調性がないと聞くと、悪口のように思えますが、実際はどのような意味で使われているのでしょうか。
今回は、そんな協調性がない人に焦点を当て、デメリットや共通点、協調性の高め方をご紹介します。

 

■そもそも協調性って何?

協調性とは、目標を達成するために他者と協力できる素質のことを言います。
立場や環境、状況が異なる人と協力、妥協しながら目標達成を目指せるという人は、協調性があると言えます。
一方で、目標達成のためにチームを組んでいるにも関わらず、他者に配慮しない、やりたい放題してしまうのは、協調性がないと言えるでしょう。

 

■協調性がないとデメリットが多くなる

協調性の意味を理解すると、協調性はあった方がよいと感じる方は多いでしょう。
実際協調性は、どこにいっても求められることが多く、あって損はない素質です。
しかし、中には人と協力するのが苦手な人もいます。
実際、協調性がない人たちには、どんなデメリットが降りかかっているのでしょうか。

 

・良好な人間関係を築きにくい

協調性がない人は、他人に合わせられない、つまり自分のやり方で進めたいという気持ちが強いです。
そのため、複数人でまとまって動く時にとても目立ちます。
他の人たちが協力したり、配慮し合ったりしている中、自分だけ好きなように動いている姿を見られると、「勝手な人」「思いやりがない」と思われてしまうでしょう。
自分に合わせてくれる人、譲ってくれる人の方が良い人に感じるので、相対的に悪い人だと認識されてしまうケースが多くなるのです。
その結果、良好な人間関係を築くのも難しくなります。

 

・誰も協力してくれなくなる

協調性がない人は他者と協力し合うことができません。
当然、協力してくれない人に協力してくれる人は少ないでしょう。
ここで困るのは、1人ではやり遂げられないことが出てきたときや、何かやってみたいことができたときです。
協力しなかったツケが回ってきて、協力者が極端に減るもしくは誰1人見つからないかもしれません。

 

・避けられてしまう

「協力してくれないから距離を取ろう」「好き勝手されて進まないから仲間に入れないようにしよう」など、協調性がないことが避けられる原因になり得ます。
良好な人間関係が築けない、協力してもらえないだけでなく、意図的に避けられてしまうのです。
周囲から避けられることによって、関わったことがない人からも避けられてしまうといった悪循環になることもあります。

 

■協調性がない人に共通しているのは?

では、協調性がない人に共通しているのはどんなところでしょうか。

 

・他人の意見を受け入れられない

協調性がない人は、自分の意見が正しい、自分が1番優秀であると思い込みがちなことから、他人の意見を受け入れられない傾向があります。
自分の意見を曲げたり、折れたりすることが苦手なので、意見が異なる人とは対立してしまいます。
もちろん、反対派が自分1人であろうと、その意見を曲げられません。
自分の意見が通らないときは、機嫌が悪くなってしまう人もいます。

 

臨機応変に対応できない

最初は正しいと思っていても、次第に状況が悪化してしまうことはよくあります。
そのようなときは、やり方を変えたり、改善できるように考え直したりするのが一般的です。
しかし、協調性がない人は、たとえ状況が悪化していても、そのやり方を続けてしまうことが多いです。
つまり、臨機応変な対応ができない、柔軟に考えられない傾向が見られます。
周囲の人から「こうした方がよいのでは?」とアドバイスをもらっても、他人の意見を受け入れるのが苦手であるため、状況は悪化の一途をたどります。

 

・共感性が低い

共感性が低いのも協調性がない人に見られる共通点です。
人の立場に立って考えるのが苦手なので、相手の意見に対して強い言葉で批判してしまったり、自分さえ良ければそれでいいと思ってしまったりするのです。
そもそも、自分が不快に思わないことは、他者も不快に思うはずがないと信じ込んでいるケースもあります。
そのため、相手が傷付いていることにすら気付かない、気を遣われていることにも気づけないということが少なくありません。

 

協調性

■協調性がない人とうまく付き合うためのコツ

協調性がない人は、他人の意見を聞き入れられなかったり、相手の立場に立って考えたりすることが難しいため、協調性を持ってもらうのは至難の業です。
根気よく付き合うだけでなく、傷つくような言動を取られても、しっかりと向き合っていかなければならないでしょう。
協調性を持ってもらうのではなく、協調性がない人と上手く付き合っていくことを徹底することで、大きなストレスを抱えることなく、物事をスムーズに進められることがあります。
ここからは、協調性がない人とうまく付き合うためのコツを見ていきましょう。

 

・必要以上に自分の気持ちを押し殺さない

協調性がない人と過ごしていると、約束を破る、好き勝手するなど、振り回されることが多いです。
このように、協調性がない人に対して疲れていると、自分が諦めて気持ちを押し殺した方が、最低限のストレスで済むのではないかと考えてしまうことがあります。
しかし、これは「過剰適応」と言って、最悪の場合、精神障害を発症してしまうおそれのある状態です。
相手が意見を聞き入れてくれなくても、意見が通らなくて不機嫌になっても、自分の気持ちを必要以上に押し殺すことは危険なのです。
過剰適応しないように意識したい時は、限界を設定しておくと良いでしょう。
「ここまでは許容できるが、それ以上はNG」というように、自分の中だけでなく、相手にも伝えるのがおすすめです。

 

・個人プレーが活きることをお願いする

協調性がない人は、マイペースな人と言い換えることができます。
自分のやりたいこと、思ったことを実行できる環境であれば、思わぬ力を発揮してくれるかもしれません。
そのため、チームプレイを減らし、個人プレーが活きるようなことをお願いするのがおすすめです。
双方、否定されずストレスフリーで過ごせるため、どちらにとってもメリットになるでしょう。

 

・注意する時は具体的に

意見を聞き入れないという特徴はありますが、自分勝手な行動が目に余るシーンもあるでしょう。
そんな時、今まで我慢していた分も同時に怒ってしまうケースは少なくありません。
しかし、そこで人格否定なども含めて伝えてしまうと、やる気がなくなってしまったり、余計に協力してくれなくなったりしてしまう可能性があります。
限界設定を超えた時は、その事実に着目し、注意することが大切です。
例えば、「3日間返信がありません。このままでは、信用を失ってしまいますよ」というように、何がNGだったのか、より具体的に注意するようにしましょう。

 

・ 長所として考える

協調性がある人にとって、協調性がない人は悪い人のように映ってしまうかもしれません。
しかし、協調性がないということは、長所になることもあるのです。
例えば、1人で行動できる、決断力がある、他者の目を気にせずに主張するなど、一般的に難しいと言われることができるのが強みになります。
適材適所という言葉もあるように、人には得手不得手があります。
協調性がない人を上手く誘導し、最も力が発揮できるような環境に導いてあげるのも、自分のストレスを軽減させる方法の1つと言えるでしょう。

 

・必要最低限のコミュニケーションを取る

仕事仲間の場合は難しいかもしれませんが、付き合わなくても問題ない人間関係であれば、無理に関わらないのがおすすめです。
いくら協調性がなく、相手の立場に立って考えられないとはいえ、ひどい言葉を言われれば、傷ついてしまう人が大半でしょう。
傷つけられると分かっている相手とわざわざコミュニケーションを取る必要はありません。
そもそも、協調性がない人も、単独行動を好む傾向にあるため、一定の距離を保ちながら関わっていくのがお互いのためになると言えます。

 

■協調性を高める方法

中には、自分は協調性がないのでは?と不安に思っている方もいるかもしれません。
協調性がないことは決して悪いことではありませんが、協調性を持っていた方がスムーズに進む事柄は多くあります。
協調性は次の方法を取り入れていくことで、高められると言われています。
協調性がほしい方はもちろん、さらに高めていきたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

・協調性を高めたい理由を明確にする

まずは、なぜ協調性を高めたいのか、理由を明確にしましょう。
例えば、周囲の人と仲良くしたい、人と関わるストレスを低減したいなど、協調性を高めたい理由は様々です。
理由を明確にすることで、より具体的な目標が立てられ、協調性を手に入れた後の自分もしっかりと想像できます。
適当な理由から始めると、なぜ努力しているのか分からなくなったり、習慣化するまえに挫折してしまったりすることが多いです。
確実に協調性を手に入れるためにも、具体的な目標を立ててみてください。

 

・他人に関心を持つ

協調性を養うためには、他者がどのようなことを思っているのかを考えられるようになることが大切です。
そのため、まずは他人に関心を持つことから始めてみましょう。
他人に関心を持つためには、共通点や長所を探してみると良いかもしれません。
共通点があれば話が膨らみやすくなり、長所が分かれば相手のイメージアップにつながります。
ここでは、他者を知ろうとするというのがポイントとなります。
とにかく他者を知ろうとして、関心を持つ力を鍛えていきましょう。

 

・周りの状況をチェックする

協調性にはコミュニケーション能力が欠かせません。
コミュニケーション能力は、単純に人と話せることではなく、周りの状況を見ながら、どんな声掛けをしたら良いのかなどを考え、的確な対話、交流ができるということを言います。
手あたり次第他人に話しかけるのではなく、周りの状況をチェックして、どのように行動すれば良いのかを考えてみましょう。

 

・行動する前に伝えることを意識

協調性がない人は、自己中心的な人だと言われることが多くあります。
その原因として、「勝手に行動する」ことが挙げられます。
つまり、何か始める前にひとこと伝えるだけでも、自分勝手な人というイメージを払拭できる可能性が高いのです。
例えば、複数人でいると集中できないなと思ったら、無言で立ち去るのではなく、「集中したいから1人になりたい」などと伝えるようにします。
他の人たちは、いなくなることが分かる上、1人になりたい理由も把握できるので、快く送り出してくれるでしょう。

 

・ありがとうを積極的に伝える

協調性がない人は、お礼の言葉を積極的に伝えましょう。
自己中心的な人、自分が良ければそれでいいという考えの人というように、マイナスなイメージを持たれていることが多いです。
「ありがとう」という言葉は、それらを吹き飛ばしてくれるほどの力を持っています。
小さなことであっても積極的に感謝していくことで、「悪い人ではない」という印象を持ってもらえるのです。
悪い人ではないと思われることによって、親密度が上がることも少なくありません。

 

・相談することに慣れる

周囲の目を気にせず主張できるというのは、協調性がない人の強みです。
これに、相手の意見にも耳を傾けられる、相手の心を知ろうとするという協調性がある人の強みも加われば、ビジネスでも一目置かれる存在になれるかもしれません。
まずは、相談するような形で自己主張をする練習をしてみましょう。
例えば、「自分はこう思っているのですが、皆さんはどう思いますか?」など、主張しつつ、相手の意見にも耳を傾けるような姿勢を取ってみてください。
最初は聞き入れるのが難しくても、慣れてくれば相手の意見に納得できることが増えるでしょう。

 


今回は、協調性がないことのデメリットや、協調性がない人の共通点などをご紹介しました。
協調性がない人は、悪い人のような扱いを受けることが多くありますが、実際は長所にも捉えられるポイントも少なくありません。
上手く付き合うコツを取り入れることで、協調性がある人、ない人の双方がストレスフリーで過ごすことも実現可能です。
また、協調性は努力次第で多くの人が手に入れられる素質でもあります。
今回ご紹介した協調性の高め方を参考にして、協力、妥協しながら物事を進めていける人を目指してみてください。