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無能ほど仕事を抱え込むって本当?対処法について解説

働いている以上、人間関係や仕事でのストレスを抱えてしまうことがあります。

そんな中でも、困った事態になりやすいのが「仕事を抱え込む人」です。

2ちゃんねる創設者で、現在SNSのフォロワー数が300万人超えのひろゆき氏も「仕事を抱え込む人は残念」だとしています。

ここでは、なぜ無能な人ほど仕事を抱え込むのか、円滑にするための対処法などをご紹介していきます。

 

■仕事を抱え込む人の特徴は?

気が付いたらいくつも仕事を抱え込んでいたという方はいませんか?

仕事を抱え込んでいる姿を見たとき、「みんなに割り振ってくれたらいいのに」「仕事を抱え込んで大変そう」などの感想を抱くでしょう。

もちろん、「仕事手伝います」と声をかけても断られることもあり、なぜあんなに抱え込むのか不思議に思うかもしれません。

しかし、仕事を抱え込む人にはある特徴があるのです。

ここでは、その内容について詳しく見ていきましょう。

 

・他人に頼むのが悪いと考えている

仕事ができる、できないに関係なく、他人に仕事を頼むのが申し訳ないと考えて抱え込む方がいます。

周りも自分と同じように仕事をしているため、自分だけ他人に頼むのが悪いことだと思い込んだ結果です。

しかし、会社などの組織で働いている以上、仕事を頼んだり頼まれたりすることはお互い様なので悪いことではありません。

それより、仕事の期限があるにも関わらず、直前まで誰にも頼まずに抱え込んでいる方が迷惑になる可能性もあります。

会社の信用問題に関係する場合もあるので、他人に頼むことを悪いと思うことなく、期限までに終わらなかったら相手に助けを求めることについても考えてみましょう。

 

・わからないことなどを質問できない

仕事でわからないことがあった場合、すぐに誰かに質問して解決できればスムーズに作業が終わるでしょう。

しかし、仕事を抱え込む人は疑問や不明な内容を誰かに質問することができず、抱え込んでしまう傾向があります。

本来なら、わからないことを周りに聞きやすい環境にするのがベストですが、職場の雰囲気によっては”聞いてはいけない”空気が流れているケースもあるでしょう。

思い込みや質問ができずに仕事を抱え込んで、周囲に迷惑をかけてしまうのは問題です。

しかし、過去にわからないことを質問して「時間がもったいない」「自分で解決して」などと強く言われた経験がある場合、質問するだけでも勇気が必要で注意されたくないために聞けない悪循環になってしまうでしょう。

 

・他人を信用していない

仕事を抱え込む人の中には、他人が信用できないという理由で仕事を全て引き受けてしまうケースもあります。

「他人に任せるのが不安」「他人に任せて失敗するくらいなら自分が無理すればいいだけ」と考えて仕事を抱え込むパターンもあります。

このような場合、周囲が「手伝います」「協力するので分担してください」と手を差し伸べても、信用できない相手に任せて仕事が増えるくらいなら自分が無理してでも終わらせようと考えているため、断られてしまうでしょう。

その結果、仕事がどんどん溜まってしまうという結果になります。

 

・仕事は一人でやり遂げると考えている

担当している仕事は、一人でやり遂げるのが当たり前だと考えている方もいます。

終わらない仕事の量があったとしても、周囲に手伝いを依頼せずに仕事を続けるため、終わらない仕事をいくつも抱え込んでしまう可能性があります。

このような考えの場合、担当している仕事が何個あってどれくらいの時間がかかるかを把握しておらず、思ったよりも時間がかかったとしか感じない場合もあります。

仕事を終わらせる所要時間も予測できない、計画的にできないというマイナスな面があるものの、仕事は一人でやり遂げると考えているため、この原因に気が付かない可能性もあるでしょう。

 

・周囲から仕事を頼まれて断れない

周囲からあれこれ仕事を頼まれる人もいます。

このようなタイプは人当たりが良かったり、仕事の質が高かったり、スピードが早かったりと様々です。

相手もお願いしやすいから依頼しているのでしょうが、つい引き受けて断れなくなった結果、仕事を溜め込みやすくなってしまいます。

断ると他の人の迷惑をかけてしまうという理由も、強く断れない原因の一つでしょう。

 

・自分でした方が早いと考えている

チームでの仕事であっても、無理してでも自分でできる限り終わらせた方が良いと考えているケースもあります。

これは、一緒に働いているメンバーに対して信頼しておらず、自分だけが早く終わらせられるという自己中心的な考えによるものです。

このような考えは、同じチームの方は気が付いていることが多いので、次第に信頼性が低下していき、チームワークが乱れる原因になるでしょう。

 

・自分のキャパを知らない

仕事を抱え込むタイプは、自分自身のキャパを知らずに何でも引き受けているケースもあります。

限界が来ているのに、それにすら気が付いていない結果、終わっていない仕事に常に追われて余裕をなくしているのです。

最終的には、どうにもならないくらいの仕事を抱え込んで周りを巻き込むことが予想されます。

 

・評価が落ちることを恐れている

自分がスムーズに仕事をこなせなかった場合、自分の評価が落ちていくという不安で抱え込む方もいます。

たしかに仕事が終わらないのであれば、結局周囲に仕事をお願いすることになるので、評価が落ちると恐れるのも無理はありません。

仕事ができずに迷惑をかけているので評価は落ちるかもしれませんが、仕事を抱え込んだだけで評価に大きな影響を与えるとは限りません。

他の仕事で挽回できるように意識すれば、評価だけを恐れる心配はないでしょう。

 

・仕事を頼まれて嬉しいと思っている

周りに仕事を頼まれた時、多くの仕事を抱えていたり時間的に余裕がなかったりする場合もあります。

しかし、「あの人は私を信用して頼んでくれた」という嬉しい気持ちになってしまい、結局抱え込んでしまうのです。

人は誰かに頼られると嬉しいと感じるだけでなく、人の役に立ちたいと考えている方もいます。

このような意識によって、仕事がどんどん溜まってしまうという結果を招きます。

 

・プライドが高い

仕事を抱え込む人は、自分がピンチの状態にあってもプライドが邪魔をして周囲に助けを求めることができません。

「困っているからお願いしたい」なんて、プライドが許さないので自分から発することができないのです。

また、誰かに聞いて解決すれば自分の能力がないと認めるようなものだと認識しているので、自分で解決するように動きます。

その結果、締め切りに遅れたりミスがあったり、結局迷惑をかけるケースも少なくありません。

プライドが邪魔して人に聞かなくてもなんでもできると演じた結果、大きなトラブルを招いてしまいます。

■仕事を抱え込む人は周りにどんな影響を与える?

仕事を抱え込む人は、自分自身や周りにも影響を与えています。

ここでは、どのような影響があるかを見ていきましょう。

 

・自分への影響

仕事を何でも抱え込むタイプは、ストレスも抱え込みやすい傾向です。

ストレスを抱え込んでしまえば、健康被害はもちろん労働する意欲低下、過労なども溜まりやすいです。

長期的にこのような仕事をしていれば、パフォーマンスの低下を招いてしまい、常にバタバタした状態でしか仕事ができません。

もちろん、心の余裕も生まれないのでキャリアの停滞を招く可能性も高いでしょう。

 

・周囲への影響

仕事を抱え込んでいる場合は、同じチームや部署のメンバーにも影響を与えます。

特に新入社員の場合は、その仕事の分担や協力する関係性を把握することができないだけでなく、必要性についても理解しにくくなります。

その結果、チームやグループでの生産性の維持が困難になり、チームワークも乱れていくでしょう。

 

・職場への影響

同じ人間が仕事を溜め込んでいるとその人が欠勤や退職した際に、関連する業務が停滞します。

関連する部署やチームが多ければ、その分現在の状態を把握しにくくなり、結果的に仕事が全く進んでいなかったという事態を引き起こす可能性もあります。

負荷が偏っている場合、職場の雰囲気も閉鎖的な印象になり、他のメンバーにとっても働きにくさを感じやすいでしょう。

 

■仕事を抱え込む人の対処法は?

仕事を抱え込んでしまう人は、成功への意欲、責任感、迷惑をかけたくない、完璧主義者、恐怖心、コミュニケーション不足などの原因があることがわかりました。

このような状態になってしまう場合、周囲が気付いて対応する必要性も問われますが、その人自体にも問題がないとは言い切れません。

仕事を抱え込んでしまう人には、どのような対処が必要でしょうか?

 

・体制を見直す

自然と仕事を抱え込みがちになってしまう場合、抱え込んでしまう人の性格に合わせて業務体制の見直しを検討してみましょう。

一人ひとりが無理のない状態で業務がこなせるか、簡略化できる部分があるかなどを見直し、体制を変えていくことで改善できる部分もあります。

業務体制の見直しによって、一時的に慌ただしくなるかもしれませんが、特定の人が仕事を抱え込む状態が改善できるでしょう。

このような場合、仕事を抱え込む人の上司が率先して改善する体制を整え、きちんとした役割分担を相手に示す必要があります。

 

・自覚させる

仕事を抱え込みやすい人に対して、「もっと周囲に任せていい」ということを自覚させましょう。

仕事を抱え込みやすい理由にもよりますが、自分の限界を知らずに抱え込んでいるなら、「このままではあなたが倒れてしまう」「無理しすぎている」など、自分自身のことに目をむけるように伝えてください。

相手を信用できないタイプなら、「仕事はチームワークだからもっと相手を頼ることも大切」だと教えましょう。

自分自身の性格に気が付かずに仕事を抱え込んでしまうタイプもいるので、相手に自分自身のことを理解させる意味でも伝えることは重要です。

 

・自分の性格に気づく

仕事を抱え込みやすい人は、自分の性格に気が付いていないケースもあります。

このように、気が付かないうちに仕事を抱え込んでしまう人は「抱え込みタイプ」に分類され、何でも自分で背負ってしまう癖があるのです。

他人に仕事を振る癖がなく、優先順位を付ける判断が鈍ってしまった結果、仕事も抱え込みやすいです。

誰かに嫌われることを極度に恐れた結果、「できない」と正直に話せなくなり、「なんでもできる自分」を演じているパターンもあります。

このような自分の性格に気が付かない以上、誰かに仕事をお願いすることができず、ずっと苦しい状態で働かなくてはなりません。

自分自身の性格やタイプに目を向け、苦しい状態から回避するために何が必要かを検討してみてください。

 

■仕事を抱え込まないために必要な行動は?

自分自身でも仕事を抱え込んでしまう癖があると自覚している場合は、考え方や行動を意識することで少しずつ改善できます。

無理なく働くためにも、できる範囲から行動や意識を変えていくようにしましょう。

ここでは、仕事を抱え込まないために必要な行動についてご紹介します。

 

・プライドは成果に対して持つようにする

「他人に仕事を任せることは恥ずかしい」といったプライドで仕事を抱えてこんでしまう場合、仕事の内容や手順ではなく成果や結果に対してプライドを持つように意識しましょう。

仕事でわからないことがあった時、誰かに聞くのが恥ずかしい、迷惑をかけるなどと考えるかもしれません。

しかし、聞かずにずっと知らないままの方が恥ずかしいです。

ことわざにもあるように「聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。

確認不足でトラブルが起こるより、少し不安なことがあれば聞いた方が自信をもって仕事ができます。

成果や結果にプライドを持つようにすると、仕事を何でも背負ってしまう癖も改善しやすいでしょう。

 

・仕事の判断基準を低く考える

仕事を抱えて込みやすい人は、自分の能力を過大評価し、他人の能力を過小評価している可能性があります。

そのため、「私が仕事をした方が早い」「他人に任せることはできない」という考えにたどり着きやすいでしょう。

このようなタイプは、自分の能力を低めに考えて余裕を持たせながら仕事に取り組んでみましょう。

 

 

ここまで、無能ほど仕事を抱え込みやすい傾向であることをご紹介してきました。

仕事を一人で抱え込むことは、メリットになることは少なく、どちらかと言えばデメリットになる部分が多いです。

この記事を読んで、自分と似ている面があると気が付いた方は今からでも遅くないので、今後のキャリア形成ために少しずつ成長していく必要があるでしょう。