夜中になると無性にアイスが食べたくなることはありませんか?
その一方で、夜中のアイスは体に良くないのではないか、太らないかという心配を感じている方もいるでしょう。
ここでは、夜中にアイスが食べたくなる理由に加えて気を付けたいことを解説します。
■夜中になるとアイスが食べたくなる!その理由は?
昼間よりも夜中になると無性に「アイスが食べたい!」と感じたことは誰もがあるでしょう。
なぜ、夜中にアイスが食べたくなるのでしょうか?
・空腹感を満たしたいから
夜中にアイスが食べたくなる理由のひとつとして、空腹感を満たしたいというのがあります。
夜中まで起きていることでおなかが空いてしまい、手軽に満たせる方法としてアイスがあるから食べてしまうのです。
アイスには糖分が含まれているので、手軽にエネルギーが満たされていき体力も回復します。
・体感温度を下げるため
夜、遅い時間にお風呂に入った時や暑い時期には体を内側から冷やすためにアイスが食べたくなります。
冷たいアイスを食べることで体温が下がって快適な睡眠が得られます。
そのため、快適に眠りたいという理由でアイスを食べたくなることもあるのです。
・ストレス解消のため
夜中にアイスを食べたくなるのは、ストレスも関係しているでしょう。
仕事や学校、家庭などで嫌なことがあった時、アイスを食べることで不安やイライラした気持ちが解消できるからです。
■実はアイスが食べたくなるのには理由があった
無性にアイスが食べたくなるのは、栄養素が不足している可能性があります。
無性に特定の食べ物を欲する場合は、栄養不足の可能性が高いと考えられています。
そこで、無性にアイスが食べたくなった時に考えられることをいくつかご紹介しましょう。
・タンパク質不足
アイスに限らず、甘いものが食べたいと感じた時はタンパク質が不足している可能性が高いです。
糖質は体を動かすためのエネルギー源となるので、タンパク質が不足している時に脳が即エネルギー変換できる糖質を求めるケースがあります。
そのため、エネルギーが足りない時や疲れた時に甘いアイスが食べたくなるのです。
タンパク質不足の場合は、アイスではなく乳製品、卵、魚、赤身肉、ささみなどを食べるのがおすすめです。
・鉄分不足
アイスを無性に食べたい時は鉄分不足の可能性も考えられます。
鉄分が不足している場合、血液の中の鉄分が足りなくなって貧血状態になります。
そのため、体は血液の巡りを良くして体温を上げるように必死に働くことで体の中が熱くなり、アイスが食べたくなるということです。
アイスがなくても氷で十分という方は鉄分不足の可能性が高いでしょう。
鉄分不足の場合は赤身肉、まぐろ、かつお、レバーなどがおすすめです。
・マグネシウム不足
アイスでも濃厚なチョコアイスが食べたいと感じる場合は、マグネシウム不足も考えられます。
マグネシウムは疲労回復に役立つ成分ですが、ストレスで排出されてしまいます。
そのため、アイスでもチョコ味が無性に食べたくなった場合はナッツ、豆腐、ひじき、昆布、ほうれん草、ブロッコリーなどを意識して食べるのがおすすめです。
・ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、生理前や生理中に無性にアイスなどの甘いものが食べたくなるケースがあります。
この時期にアイスが食べたくなった場合は、ホルモンバランスの変化が起こっている可能性があるでしょう。
アイスなどの甘いものを食べると、イライラした気持ちを抑えてくれるセロトニンが増えます。
しかし、大量に食べてしまうと血糖値が急激に低下してしまうので、フローズンヨーグルトなどに変えるようにしましょう。

■夜中のアイスは太る?
アイスが食べたくなる理由はわかったものの、もし夜中に食べたくなってしまった場合は食べても良いでしょうか?
アイスを食べたくなるのが夜中という場合、気になるのが太るかどうかです。
ここでは、夜中のアイスで太るかどうかについて解説していきます。
・冷えるので太る
夜中にアイスを食べると、体が冷えてしまうので基礎代謝が低下していきます。
基礎代謝の低下でカロリーが消費しにくく、脂肪が燃焼しにくいです。
体が冷えてしまい、肌荒れも起こりやすくなってしまいます。
さらに疲労も蓄積しやすく、栄養素の吸収率も悪くなってしまうのです。
たかが体の冷えと感じるのではなく、痩せにくい体の状態を作ってしまうので結果的に太ってしまうでしょう。
・カロリーが高くて太る
夜中にアイスを食べると、摂取カロリーがオーバーするので太る可能性が高いでしょう。
アイスには大量の砂糖が含まれていますが、冷たい状態だと甘みが感じにくくなります。
さらに、運動量が少なくなる夜に食べてしまえばその分脂肪となって蓄積されてしまうのです。
その結果、太ってしまうでしょう。
・ホルモンの分泌量で太る
就寝前にアイスを食べた場合、消化していない状態で寝てしまうことがほとんどです。
胃腸は常に働いていて、もちろん寝ている最中も働き続けています。
その結果、眠りが浅くなってしまうことから脂肪燃焼のためのホルモン分泌も少なくなり、結果的に燃焼率が下がってしまうのです。
燃焼率が低下すれば、結果的に太るということでしょう。
■太るのが気になる人はチェック!知っておきたいアイスの違い
夜中にアイスが食べたくなるものの、太るのが気になるという場合はアイスの種類に注目してみましょう。
ここでは、アイスの種類を比較したのでチェックしてください。
・アイスクリーム
アイスクリームは固形成分、乳脂肪分が最も多くなっているものです。
乳固形分15.0%、乳脂肪分8.0%以上であり、コクやなめらかさを感じられます。
植物性油脂の添加がなく、脂肪分は乳由来なので濃厚な味わいがあります。
・アイスミルク
乳固形分10.0%以上、乳脂肪分3.0%以上がアイスミルクです。
牛乳と同程度の栄養分があり、ミルクらしさを感じやすいです。
植物性油脂が含まれているものもありますが、アイスクリームよりもあっさりしています。
・ラクトアイス
乳固形分3.0%以上のものがラクトアイスです。
乳固形分が少ないため、植物性油脂をプラスしてミルクらしさを出しているアイスもあります。
さっぱりしたアイスが食べたいときに向いているでしょう。
・氷菓
厳密にいえばアイス類に含まれていない氷菓は、かき氷や果汁を使ったアイスを指しています。
比較的カロリーも少なく、ミルクのコクを感じることもありませんが、爽やかさやすっきりした感じになりたい時、冷たさが欲しい時に向いているでしょう。
■夜中にアイスが食べたい!そんな時の対処法は?
太るのは理解しているものの、どうしても夜中にアイスが食べたくなることもあるでしょう。
そんな時には、以下のような方法を取ってみてください。
・歯磨きをする
夜中にアイスが食べたくなった時は歯磨きをしてみましょう。
口の中をきれいにすると、汚したくないという心理が働き、自然と食べたくなくなります。
それでも食べたくなるかもと不安に感じる場合は、5分程度時間をかけてゆっくり磨くのがおすすめです。
また歯磨き粉に含まれるミントの成分がリフレッシュ効果を与えてくれるので、アイスを食べたい気持ちが収まりやすいでしょう。
・飲み物を飲む
体が冷たいものを求めている場合、冷たい飲み物を飲むことでアイスを食べなくても良いと感じることがあります。
また、胃が膨らんでアイスを食べなくても満たされる可能性があります。
・少量のアイスにする
アイス欲に勝てないという場合は、小さなカップにアイスを入れて食べるのが良いでしょう。
我慢しすぎるのもストレスになってしまうので、このような方法で満たしてあげるのもおすすめです。
・アイスの成分を確認する
アイスが食べたくなった時は、上記で紹介したようにアイスの成分を確認して少しでもカロリーが少ないものを選ぶようにしましょう。
氷菓は最もカロリーが少ないので食べても罪悪感が少ないです。
太るのが気になるという場合は、カロリーが少ないものを選ぶのが良いでしょう。
夜中にアイスが食べたくなる経験は誰もがあるものです。
時にはアイスを食べて翌日になって後悔する場合もあるでしょう。
どうしても我慢できなくなった時は、上記の内容を参考にするのがおすすめです。
他にも夜中にアイスを食べてしまった場合は、翌日の食事や運動で調節してみてください。