お金の使い方が下手だと貯金をすることも難しいです。
収入よりも支出が多いことが続けば、生活にも余裕がなくなってしまいます。
間違ったお金の使い方を続けていれば、やりたいことを諦めたり、苦しい生活が続いたりする可能性があるので注意が必要です。
そこで今回は、ダメなお金の使い方をご紹介すると共に、お金の使い方が上手な人の特徴を解説していきます。
貯金するためのコツもご紹介していくので、賢いお金の使い方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
■ダメなお金の使い方の特徴とは
ダメなお金の使い方には特徴があります。
「お金が貯まらない」「毎月の出費が多い」などと悩んでいるのであれば、次のような習慣があるのかもしれません。
特徴に当てはまる場合は、改善できるよう努力してみてください。
・「安い」理由だけで購入してしまう
◎今だけ○%OFF
◎300円の商品、3パック買うと700円
◎限定○○個
といった広告を見て、思わず買い物をしてしまう人は、お金の使い方が下手な人の特徴です。
確かに安いものを購入できますが、後先考えずに購入してしまうと、使い切れない場合や使い勝手が悪く結局使わないなど、後悔することにつながります。
絶対に使うもののみを購入するようにしてください。
・必要か判断せずに購入する
「あの服かわいいから買っちゃおう」「少し高いけどかわいいから買おう」など、思い付きで購入してしまう方も中にはいます。
特に洋服やアクセサリー、バッグなどを購入する前に考えずに買ってしまうと、後悔する可能性もあるので注意してください。
好みのアイテムだから買ったとしても、使い勝手が悪く、持っている服と合わなければ着用する可能性は低いです。
ファッション系のアイテムを買う際には、他の洋服との相性や着やすさ、使いやすさを意識して、本当に必要なアイテムのみを購入するようにしましょう。
・小さな出費を繰り返している
ダメなお金の使い方をする人は、小さな出費が多い傾向にあります。
◎毎日コンビニに寄ってから会社に行く
◎会社帰りにスーパーに立ち寄ることが多い
◎必ず飲み物を購入してから外出する
一度の支払いが少なくても、繰り返していけば大きな出費となってしまいます。
例えば、会社に行く前に毎日コンビニで飲み物やパンなどを購入するとします。
仕事が毎月20日あり、毎日400円程度のものを購入した場合は、月に8,000円の出費です。
飲み物は自宅からタンブラーやステンレスボトルを持参し、おにぎりを握って持って行けば出費を抑えられます。
小さな出費でも繰り返せば大きくなるので、少しでもお金を残したいならコンビニやスーパーに寄る頻度を少なくしましょう。
・ギャンブルが好き
パチンコやスロット、競馬など、ギャンブルは趣味程度であれば問題ありません。
投資した額がプラスになれば生活にも潤いを持たせられますが、ギャンブルを楽しむ頻度が多いと損をする可能性も多くなってしまいます。
中毒性もあるので、度が過ぎてしまうと生活に悪影響を及ぼすほど投資してしまう可能性があるので注意してください。
ギャンブルを楽しみたい場合は、生活費とは別にギャンブル分の資金を用意し、決められた金額以外は使わないよう徹底することが大切です。
・欲求を抑えられない
ダメなお金の使い方をする人には、欲求を抑えられずに我慢ができない特徴があります。
◎ケーキ屋さんの前を通ったら美味しそうなケーキがあって思わず購入した
◎テレビショッピングで便利そうな家電が売っていて思わず購入した
◎使っているゲーム機の新作が発売されたから購入した
こうした現象が日々繰り返されれば出費が増えるばかりです。
「欲しい」となれば、まだ使えるアイテムが家にあっても購入してしまう人が多いので、本当に必要なのか立ち止まれる自制心を持つことが大切です。
・見栄で買い物をしてしまう
ダメなお金の使い方をする人には見栄っ張りな性格の人も多いです。
◎人に食事を奢ることが好き
◎会社の人に差し入れをすることが好き
◎自慢したいがためにブランド物を購入する
◎流行りにのるためにファッションは毎年新しいものを購入する
人に喜ばれることが好き、褒められることが好きなために行動を起こしてしまうのでしょう。
しかし、限度を超えてしまうとお金の使い過ぎとなり、生活にも悪影響を及ぼします。
奢る頻度を少なくする、購入する頻度を少なくするなどして出費を減らしていきましょう。
・外食が多い
ダメなお金の使い方として、外食が多い点が挙げられます。
忙しい日々の息抜きや友人や家族との楽しい時間を確保するためにも外食は必要です。
しかし、あまりに頻度が多いと出費が多くなってしまいます。
「週に○日まで」「月に○○円まで」と予算や上限を決めると、出費をコントロールできます。
■お金の使い方が上手な人には特徴がある!
お金の使い方が上手い人には特徴があります。
上手な人の共通点を把握できれば、改善に役立つはずです。
ぜひ、参考にしてお金の使い方が下手な人間から脱却しましょう。
・無駄な出費が少ない
お金の使い方が上手な人は無駄な出費が少ないです。
無駄な出費は以下のような買い物が当てはまります。
◎自動販売機での飲み物の購入
◎コンビニで毎日のようにお菓子や飲み物を買う
◎仕事帰りにスーパーに寄り、割引商品を購入する
割引商品の購入は一見するとお得な買い物の仕方ですが、安いからといって毎日のように購入すれば無駄な出費です。
安くても購入しすぎてしまえば残る心配があり、結局は処分するケースもあります。
仕事前や仕事帰りにはコンビニやスーパーに立ち寄らないことから始めると、無駄な出費を減らせるはずです。
もし、必要なものを購入する場合は、購入する商品以外の陳列棚には立ち寄らないこともおすすめです。
・考えてから購入する
お金の使い方が上手な人、貯金が上手にできる人は、買い物上手な人が多いです。
例えば、電子レンジを購入する場合、家電量販店でも購入を検討するでしょう。
しかし、買い物上手な人は、家電量販店だけではなく、ネットショップやリサイクルショップ、ホームセンターなど、あらゆるショップの情報を集めて、どこでお得に購入できるかを検討します。
ポイントやキャンペーンなどを活用してお得になるチャンスを狙うケースもあるでしょう。
即決で購入することがないので、買い物で失敗する可能性も少ないです。
買い物が下手、お金の使い方が下手なのであれば、よく考えてから購入することも大切です。
・自己投資には出費を惜しまない
将来のためにお金を使うこと、自分自身を成長させるために使うお金を自己投資と言います。
◎知識を増やすために書籍を購入する
◎知識やスキルを得るためにセミナーに参加する
◎資格取得のやめに勉強をする
◎健康のためにジムに通う
◎外国語を習得するために英会話教室に通う
◎習い事を通して知識や文化教養を身に付ける
上記が自己投資に当てはまります。
知識やスキルを増やせば仕事で役立つケースもあり、収入アップにつながります。
将来を有意義にすることにも役立つため、成長をするための出費は惜しまずに使うようにしましょう。
ただし、セミナーやスクールは高額なケースもあるので、予算を決めて無理なく学べるものを選んでください。
・予算を決めている
お金の使い方が上手い人は、予算を決めてから物を購入するようにしています。
家賃や光熱費といった固定費はあらかじめ計算しており、余った分を週ごとや目的に合わせて分けていき、その範囲内での購入を心掛けています。
固定費以外の支出は以下のような種類があります。
◎食費
◎日用品費
◎交際費
◎教育費
◎被服費
◎趣味費
◎交通費
◎医療費
◎美容費
◎特別日
◎雑費
特別日は、イベントといった毎月発生するわけではない支出です。
細かく振り分けて用意をすれば、無駄な購入を防ぐことに役立ちます。
お金の使い方が上手い人は、予算を決めたら事情がない限りは予算以上の買い物はしません。
最初は計画分を超えてしまう可能性もありますが、徐々に予算内で収めることができるようになってきます。
計画的にお金を使うためにもぜひ参考にしてみてください。
■ダメなお金の使い方から脱却!上手なお金の使い方・貯金するコツ
お金の使い方が下手なのであれば、上手な使い方や貯金するコツを身に付けましょう。
自分の行動を改めて、無駄遣いしないような習慣を続けることが大切です。
・買い物で悩んだ時には先のことを考えてみる
買い物で購入を悩んだ時に思い付きや勢いで買ってしまうと、後悔するケースもあります。
例えば「セールで安くなった洋服を買い、一度も着ずにクローゼットに保管している」といった経験をしている方もいるはずです。
いくら安くなったからといって、使わないのであれば無駄な出費です。
無駄を減らすためには、先の事を考えてから購入することが大切です。
特に流行のあるファッション系は、1年ほどで旬が過ぎ、時代遅れとなれば着なくなるケースもあります。
長く着られるシンプルで合わせやすい洋服を購入すれば、長く使い続けることが可能です。
購入する前に一度思い留まり、先のことを思い描いてから購入する癖をつけて買い物するようにしてください。
・家計簿をつける
お金の使い方が下手な人は、自分がどれだけお金を使ったのかを把握できていません。
そのため、上手なお金の使い方をするためにも、まずは家計簿をつけて自分が使ったお金の内容を把握しましょう。
日々の収支が目に見えて分かり、無駄遣いをしていることを知ることができます。
しかし、家計簿をつける習慣がなかった人にとっては、使った金額を書く手間や計算をする手間が負担に感じてしまうケースもあります。
長続きしなければ意味がないので、負担に感じる場合はスマホで入力できる家計簿アプリの活用を検討してみましょう。
アプリなら書き写す手間がなく、入力するだけで計算も自動で行ってくれます。
クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済との連携機能の付いたアプリであれば自動で記録するため便利です。
レシートの写真を撮影するだけで商品や金額を読み取るアプリもあるので、使い勝手の良いアプリを探して活用してみましょう。
・財布の中身を整理する習慣をつける
自分の財布の中にいくらお金が入っているか把握していますか?
把握している場合は、金銭管理ができている証拠です。
もし分からないのであれば、お金の管理が雑になっているので財布の中身を整理する習慣を身に付けましょう。
不要なレシートは処分をして、必要のないポイントカードも処分してください。
整理する習慣が身に付けば、お金への意識も高まっていきます。
使っても良い金額のみを財布の中に入れておき、定期的にチェックする習慣があれば、無駄遣いも防げます。
・固定費を見直してみる
毎月、毎年のように繰り返して発生する出費が固定費です。
◎家賃
◎保険料
◎スマホ代
◎インターネット代
◎サブスクリプションサービス費
などが当てはまります。
保険料は、不要なものに入っていないか見直し、今よりも安い保険料があれば変更も検討してみてください。
また、スマホやネット代はプランの見直しで大幅に削減できるケースもあります。
手続きが面倒ですが、固定費が削減できればお金に余裕が生まれます。
浮いたお金で欲しかったものの購入や貯金ができるので、一度見直しを図ってみましょう。
・先取り貯金でお金を貯める
貯金が上手くできない人は、計画性なくお金を使い、貯金する分が残らないケースがほとんどです。
貯金が出来ずに悩んでいるのなら、先取り貯金を検討してみてください。
先取り貯金とは、先に貯金する額を決めておき、給料をもらった際にあらかじめ貯金をする方法です。
お金を使う前に貯金ができるので、「給料をもらった分だけ全部使ってしまう」といった方にもおすすめの貯金方法です。
先取り貯金する額は自分で決めることができますが、多くの額を貯金してしまうと使える額が減ってしまうため、生活に影響を及ぼす危険があります。
無理のない範囲で先取り貯金を行い、お金を貯めていきましょう。
今回は、ダメなお金の使い方や上手なお金の使い方を解説してきました。
お金が貯まらない、赤字が続いているといった人は、お金の使い方が下手なのかもしれません。
日々の行動を見直し、改善をすればお金に関する悩みを解消できる可能性があります。
今回ご紹介した上手なお金の使い方や貯金するコツを参考にして、日々の生活を改めてみましょう。
お金に余裕が生まれれば、生活も豊かになるはずです。